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ワイズエンジニアリング株式会社はサニタリー製品の設計・製造・施工・販売をしている会社です。

TEL. 03-5858-9077

東京都江東区亀戸2-7-5逸見ビル1F

サニタリーって?FAQ

 Q1
 サニタリーって?
 Q2  「サニタリー継手」「サニタリー配管」ってどんなの?
 Q3  その特徴としては?
 Q4  汚れや残液ってそんなに悪いの?
 Q5  一般配管とはどこが違うの?  ※比較表
 Q6  ヘルール継手って?
 Q7  サニタリーネジ式継手って?
 Q8  材質は?
 Q9  一般配管と接続するには?
 Q10   周辺機器が欲しい時には?
 Q11  カタログに載ってない物が欲しい時には?




  • Q1:サニタリーって何?
    「サニタリー」と言う言葉を聞くと、一般的にはトイレ周りの配管等を思い浮かべる方が多いかと思いますが、当社で取り扱っている「サニタリー継手」とか「サニタリー配管」は、かなり違うものを指しています。



  • Q3:その特徴としては?
    1. 
     表面・内面共に研磨処理されている。埃や汚れが付いても洗浄がし易いように、表面を研磨処理 (新品の台所シンクのように、顔が写りそうなほどピカピカな仕上げの事) してあります。

    2. 
    配管自体を取り外して洗浄し易いように、簡単に脱着出来るような継手(サニタリー継手)が使われている。ネジ込み継手は工具を使って一生懸命に力を込めないと脱着できないし、何度も繰り返しているうちにネジが破損してしまい使えなくなってしまいます。フランジ継手は一箇所を外すために何本もボルトを外さなければなりません。サニタリー継手は、ヘルール式継手なら蝶ネジ一つを手で回せば脱着出来ますし、ネジ式継手でも簡単な工具で脱着できます。また、サニタリー継手のネジ式継手は特殊なネジ (台形ネジ) を採用しているため繰り返しの脱着にも破損し難い構造になっています。

    3. 
    取外し洗浄を行う際に作業しやすいように、肉厚を薄くして軽量化を図っている。サニタリー継手の使用方法で最も他の配管と違うのは、取り外して洗浄を行う事があるという事でしょう。一般のステンレス配管65Asch10(Φ76.3)×4mの両端にJIS10Kフランジを取り付けた場合その重量は約28kgとなり、簡単に取り外して持ち運べるとはとても言い難い重さになってしまいます。ところがサニタリー配管3.0S(Φ76.3)×4mの両端にヘルール継手を取り付けた場合の重量は約15kgとなり半分近い重さになります。

    4.
    接液部に段差が出来ないように、継手部に工夫がしてある。一般配管のネジ込み継手やフランジ継手等では配管の内面に段差や溝ができてしまいます。(1参照) ここの部分に汚れや残液が溜まり、製品に悪影響を及ぼします。サニタリー継手はこのような段差を極力無くすような構造 (2参照) をしているため、汚れや残液に対する心配が少なくなります。



    ※図1:配管内に窪みが出来て残液が溜りやすい。




    ※図2:内面が平滑なので残液が溜り難い。


  • Q4:汚れや残液ってそんなに悪いの?
    例えば食品等を製造する場合に、製品の中にゴミ等が混入する事は決して許されません。もちろん体に害を及ぼすような雑菌類も同じです。
    食品を製造するために使用する配管や装置類に汚れが付きやすいということは、これらが剥がれ落ちる等して製品にも混入し易いという事になります。
    また、残液の溜りが出来るとその部分が腐食して雑菌類が発生する原因になったり、粘度の高い物 (ドロっとした物) 等は固化して塊となった物が製品に混入する原因となったりしてしまいます。
    数年前に社会問題となった某乳業メーカーの食中毒事件の際には、こういった残液の汚れや洗浄不十分な配管から発生した雑菌が原因の一つと言われていました。
    実際には原因は特定されず、分からないまま有耶無耶になってしまったようですし、問題になった雑菌類の量もあれだけ大きな事件になる程ではなかったように思われます。しかし、あの事件以降、食品や薬品の製造工程における「サニタリー性」は、品質を証明するためには「危機管理」と並んで、より一層必要不可欠な事項となってきました


  • Q5:一般の配管とはどこが違うの?
    今までに説明したように見た目の仕上がりや形状が違います。
    一般配管・継手は同じステンレスの材質でも研磨仕上げはされていません。また、一般配管がフランジ継手やネジ込み継手を使用しているのに対して、サニタリー配管ではヘルール式継手やサニタリーネジ継手が使用されています。
    それ以外に、パイプの太さと板厚の規格寸法が違います。
    これは、基準となる規格が違うからで、一般の配管はJIS規格を、サニタリー配管は概ねIDF/ISO規格を採用しています。(DIN規格や3A規格を採用しているサニタリー配管もあります。) JIS規格は日本の工業規格で、広く一般に使用される事の多い規格ですが、サニタリー配管の規格 (IDF/ISODIN3A) は、欧米の酪農業規格が殆どで、これらの規格間には一部を除いて互換性がありません。
    尚、溶接式ヘルール等の一部の継手は一般配管と同じ外径のものが用意されているものもありますが、パイプには規格品がありません。サニタリー仕上げのパイプが必要な場合には、一般配管のパイプを研磨仕上げして使用します。但し、通常は一般配管とサニタリー配管の接続は「ヘルール管用ネジアダプタ」あるいは「ヘルールフランジアダプタ」等を利用して変換することになります。

  • ※比較表

  • Q6:ヘルール継手って?
    ヘルール×2ヶ、クランプ×1ヶ、ヘルールガスケット×1枚から構成されるヘルールユニオンを使用した継手を、ヘルール式継手と呼びます。
    ヘルール式継手には、溶接式ヘルール・クランプ・ヘルールガスケット等のヘルールユニオンを構成する部品の他に、ヘルール付のエルボ(ヘルールエルボ)・ヘルール付のチーズ(ヘルールチーズ)やアダプタ類(ヘルール管用ネジアダプタ等)が揃っています。
    IDF/ISO
    規格の標準品はヘルールガスケットに十字パッキンを採用していますが、メーカーによっては、Oリングを採用しているものもあります。
    サニタリー配管の中では最もポピュラーな継手になります。




  • Q7:サニタリーネジ式継手って?
    サニタリー六角ナット×1ヶ、ネジスリーブ×1ヶ、ネジライナ×1ヶ、L型ガスケット×1枚から構成されるヘルールユニオンを使用した継手をサニタリーネジ式継手と呼びます。
    サニタリーネジ式継手には、溶接式ネジスリーブ・溶接式ネジライナ・サニタリー六角ナット、L型ガスケット等のサニタリーネジユニオンを構成する部品の他に、六角ナット付のエルボ(両ナットエルボ)・ネジスリーブ付のチーズ(3方ネジチーズ)やアダプタ類(ナット管用ネジアダプタ等)が揃っています。




  • Q8.材質は?
    ガスケット類、クランプ・六角ナット類以外は、SUS304あるいはSUS316Lが用意されています。クランプ・六角ナット類は接液部には殆ど使用されないためSUS304のみとなります。ガスケット類はシリコン・NBREPDMFPMPTFE等があり、メーカーによってテフロンサンド等を用意しているところもあります。
    継手もガスケットも使用方法や内容物によって最善の物を選定する必要があります。

  • Q9.一般配管と接続するには?

    ヘルール式継手・サニタリーネジ式継手とも、各種アダプタ類が用意されています。






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